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物置の設置工事|イナバ・ヨドコウ・タクボのシリーズと選び方

イナバ物置(株式会社稲葉製作所)、ヨド物置(ヨドコウ)、タクボ物置(株式会社田窪工業所)の公式サイトに書かれた内容を、シリーズ、サイズ、積雪に対する区分、設置方法、建築確認・保証の順にまとめています。工事費用の相場は扱っていません。

各メーカーの公式サイトの記載を2026年11月1日に確認しています。製品の仕様は変更されることがあるため、購入・発注の前に最新のカタログで確認してください。

3社の物置シリーズ

3社とも、公式サイトで物置を小型・中型(中・大型)などに分けて掲載しています。

メーカー公式の区分シリーズ(公式表記)
イナバ物置小型物置アイビーストッカー[BJX]、宅配ボックス[TBJ]、タイヤストッカー[BJX-T]、シンプリー[MJX/MJX-F]、ナイソーシスター[KMW]
イナバ物置中型物置ナイソー[SMK]、ナイソー[SMX]、フォルタプラス[FP]、フォルタ[FS]、フォルタ 屋根傾斜変更タイプ[FK]、フォルタ縦長大型[FT]、フォルタ大型[FB]、フォルタ ウィズ[FW]、ドマール[FF]
ヨド物置小型物置エスモ、ブラックエスモ
ヨド物置中・大型物置エルモ、ブラックエルモ、エルモコンビ、ブラックエルモコンビ、エルモシャッター、ブラックエルモシャッター、エルモ連続型
タクボ物置物置/小型グランプレステージ
タクボ物置物置/中・大型Mr.ストックマンダンディ
タクボ物置物置/駐輪スペース付きMr.ストックマン プラスアルファ
タクボ物置物置/高さ46cmアップMr.トールマン ダンディ/ブライト
タクボ物置(区分の表記なし)“質感デザイン”の物置 BELOS、ガーデニング物置 LEISURE(リジュー)、UVインクジェット塗装物置 PÉINTE(ペインタ)、シャッター式物置

イナバ物置のナイソー[SMK]は、公式ラインナップで「※在庫限り※」と表示されています。ヨド物置で名称に「ブラック」が付くシリーズは、本体色をブラックにしたタイプとして掲載されています。

出典(2026年11月1日確認):イナバ物置 ラインナップ、ヨド物置 物置(商品情報)、タクボ物置 ラインナップ

サイズの考え方

イナバ物置は、物置では扉がある面の幅を「間口」と呼び、サイズを間口、奥行、高さで表すと説明しています。フォルタ[FS]は「全72サイズ」から選ぶ形式で、組み合わせによっては無いサイズもあると書かれています。イナバ物置では、型番の末尾に「P」と表記されているものが、一部に棚板を取り付けないスペースを設けた長もの収納タイプです。

タクボ物置のMr.ストックマン ダンディは、間口1316mmから5815mm、奥行890mmから2990mmの範囲で品番が設定されており、一部のサイズは「受注生産」と表示されています。タクボ物置は、サイズバリエーション表に記載のない規格外のサイズには対応できないとしています。ヨド物置も、物置のオーダー品は受けておらず、カタログに記載されている機種の中から選ぶよう案内しています。

床の耐荷重について、タクボ物置は小型物置が400kg/㎡、中・大型物置が600kg/㎡で設計されていると記載しています。ヨド物置のエルモの床は「耐荷重6000N/m²(約600kgf/m²)」と記載されています。

出典(2026年11月1日確認):イナバ物置 よくあるご質問、イナバ物置 フォルタ[FS]、タクボ物置 Mr.ストックマン ダンディ、タクボ物置 Q&A、ヨド物置 よくある質問、ヨド物置 エルモ

積雪に対する区分(一般型・多雪型など)

積雪に対する区分は、各社の公式サイトで次のように説明されています。

メーカー区分(公式表記)公式の説明
イナバ物置一般型積雪1200N/m²(120kgf/m²)
イナバ物置多雪型積雪3100N/m²(315kgf/m²)
イナバ物置豪雪型4500N/m²(450kgf/m²)
タクボ物置一般型屋根耐荷重 約120kg/㎡
タクボ物置多雪型屋根耐荷重 約300kg/㎡
ヨド物置(エルモ)一般型積雪1cm/m²あたり20Nで計算
ヨド物置(エルモ)積雪型以上積雪1cm/m²あたり30Nで計算

イナバ物置は、設置場所に応じた積雪タイプを選び、一般型は積雪0.6m以上、多雪型は1m以上、豪雪型は1.5m以上積もらないよう、早めに雪下ろしをするよう案内しています(高さは目安と注記されています)。タクボ物置は、一般型と多雪型の違いを屋根を支える母屋の仕様の違いと説明し、雪の多い地域では多雪型をすすめています。

タクボ物置の品番一覧(例:ND-2215)では、地域タイプ(一般型・多雪型)、屋根タイプ(標準型・結露減少型)、棚タイプ(背面棚タイプ・側面棚タイプ)の組み合わせで品番が分かれています。結露減少型は、屋根に発泡ポリエチレンを貼り付けて屋根結露の発生をより少なくする仕様で、設置後の変更はできないとされています。

出典(2026年11月1日確認):イナバ物置 よくあるご質問、タクボ物置 Q&A、タクボ物置 ND-2215、ヨド物置 エルモ サイズ・耐荷重

設置と固定(アンカー・基礎)

イナバ物置は、強風など様々な要因で転倒する恐れがあるため、必ずアンカー工事をするよう案内しています。自分で組み立てる場合は、セメント、砂、スコップなどが必要になるとしています。フォルタ[FS]の製品ページでは、HSマークの付いた機種は強風や地震に対する強度が建築基準法に対応しているとしたうえで、所定の強度を得るには別途コンクリート布基礎とアンカーボルトでの緊結が必要で、後付けはできないため発注時に検討するよう注記されています。同じページで、HSマークの無い機種には「耐風・耐震補強セット」(専用オプション)が必要とされています。

タクボ物置は、付属のプレートを使用して本体を地面に固定する転倒予防措置を必ず行うよう案内しています。組み立てには左右及び後ろに10cm以上のスペースが必要で、四隅アンカーを実施する場合は20cm以上必要とされています。ブロックの上に建てる目的は、水切りや通気性をよくしてサビるのを遅らせることと、湿気による収納物への影響を軽減することと説明されています。設置場所は水平に地ならしと地固めを行い、地盤が軟らかい場所や凍結・凍上の恐れがある寒冷地域では、地域の実情に合わせた基礎を行うよう書かれています。タクボ物置の品番ページには、品番ごとに「ブロック基礎図」が掲載されています。

ヨド物置は、寒冷地では冬場の凍土で中・大型物置が傾く場合があるとして、凍結深度まで基礎を埋め込むか販売店と相談するよう案内しています。ヨド物置は地面設置専用に設計されているとして、屋上等への設置をやめるよう案内し、マンションのベランダ・バルコニーは設置できる場所かどうか確認するよう書いています。タクボ物置は、屋上やベランダへの設置はしてはいけないとしています。

出典(2026年11月1日確認):イナバ物置 よくあるご質問、イナバ物置 フォルタ[FS]、タクボ物置 Q&A、タクボ物置 ND-2215、ヨド物置 よくある質問

建築確認・保証・購入先

イナバ物置は、建築基準法の規定により建築確認申請の手続きが必要な場合があるとして、購入前に各市町村の建築課に相談するよう案内しています。ヨド物置も、建築確認申請の手続きが必要な場合があるとして各市町村の建築指導課への問い合わせを案内し、確認申請業務は行っていないとしています。タクボ物置は「建築主は確認申請を受ける必要があります」と記載し、設置場所や用途・地域により、確認申請が必要な場合や防火・準防火地域の設置制限等の制限を受ける場合があるとして、各市町村の建築指導課への問い合わせを案内しています。タクボ物置も確認申請業務の代行は行っておらず、販売店か建築設計事務所への相談を案内しています。

床面積10平方メートル以内の扱いや、防火地域・準防火地域で条件が変わる点は、建築確認の要否と防火地域・準防火地域の外構で条文をもとに整理しています。

メーカー保証(公式記載)購入先(公式記載)
イナバ物置全製品に5年間(ダストボックスミニは2年間)ホームセンター、金物店、建材店、エクステリア専門店など
ヨド物置5年(ダストピットタイプ・ヨドストレージボックスを除く)直接販売は行わず、ヨド物置取扱店で購入。施工(組立)は承っていない
タクボ物置5年間(クリーンキーパー(CK型)は2年間)直接販売は行わず、近隣のホームセンターや金物店、建材店で購入

ヨド物置は、物置の設置には本体価格のほか、組立工事代、基礎工事代、運賃、出張費、オプション取り付け費などがかかる場合があるとして、販売店とよく打ち合わせをして見積もりを取るよう勧めています。

出典(2026年11月1日確認):イナバ物置 よくあるご質問、ヨド物置 よくある質問、タクボ物置 Q&A、当サイト「建築確認の要否」、当サイト「防火地域・準防火地域」

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物置に関するよくある質問

Q物置は自分で組み立てられますか。▼
Aヨド物置は専門の工事業者への依頼を勧めたうえで、小型の物置であれば自身で組み立てる人もいるとして、組立動画で難易度を確認するよう案内しています。タクボ物置も、自分で組み立てる人がいるとしたうえで、組立説明書をよく読むよう書いています。イナバ物置は、組立間違いなどがある場合は保証が受けられない場合があるとしています。

出典:ヨド物置 よくある質問、タクボ物置 Q&A、イナバ物置 よくあるご質問の記載によります(2026年11月1日確認)。 ヨド物置 よくある質問 タクボ物置 Q&A イナバ物置 よくあるご質問

Q隣家との境界からどれくらい離せばよいですか。▼
Aタクボ物置のQ&Aでは、民法の「建物を築造するには、境界線から50㎝以上の距離を保たなければならない。」という規定を挙げ、規定と異なる地域の慣習があればそれにならうものとされていると説明しています。建物や塀に隣接する場合は、屋根の出幅も考慮して施工に必要なスペースを確保するよう書かれています。物置が民法第234条の「建物」に当たるかどうかは条文の文言だけでは決まらないため、隣地境界と庭・外構工事で条文とあわせて整理しています。

出典:タクボ物置 Q&Aの記載によります(2026年11月1日確認)。 タクボ物置 Q&A

Q雨水マスやマンホールの上に置けますか。▼
Aタクボ物置は、汚水・雨水マスなどを覆う場所への設置はおすすめできないとしています。

出典:タクボ物置 Q&Aの記載によります(2026年11月1日確認)。 タクボ物置 Q&A

Q台風の前に確認することはありますか。▼
Aイナバ物置は、台風や強風時は扉(ドア)などの飛散が事故につながるとして、必ず施錠するよう案内しています。タクボ物置は、転倒予防の状態確認を行い、扉を閉めてカギをかけるよう案内しています。

出典:イナバ物置 よくあるご質問、タクボ物置 Q&Aの記載によります(2026年11月1日確認)。 イナバ物置 よくあるご質問 タクボ物置 Q&A

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